ACCOUNT MANAGEMENT DIVISION

営業本部・民間チーム

堀川 健
KEN HORIKAWA
営業本部・民間チーム 部長
沖縄県出身/グラフィックデザイナー(大阪で2年)
→2000年より電通沖縄へ入社

電通沖縄の営業本部にはふたつの部署があります。そのひとつが民間企業をクライアントに持つ「民間チーム」です。
沖縄県内の企業はもちろん、県外のクライアントが沖縄地区でプロモーションをする際も担当し、クライアントの課題に対して、「最善の薬」を提供する仕事を行っています。クライアントにもっとも近い位置にいる「営業」という仕事だからこそ、
心がけていること、そしてこの仕事を通して感じる喜びやこれから可能性について。

QUESTION.

営業本部・民間チームとは、どんな仕事をするところなのですか?

僕が若い頃、先輩から言われたことのひとつに、「お医者さんであれ」という言葉がありました。クライアントを患者に見立て、そのクライアントが持つ課題を探りながら最善の薬を出す。そのお薬は、新聞広告やテレビやラジオのCMなどのメディア展開にとどまらず、クライアントが必要とするヒト、モノ、サービスなどを提案していくことが僕らの仕事だと思います。
特に営業はクライアントに対面して話を聞くという、クライアントにもっとも近い位置にいるわけです。そして、僕らのバックヤードにはその課題を解決してくれる専門家たちがたくさんいる。僕らがクライアントから課題を聞き取り、社内だけでなく、社外のアートディレクターやコピーライター、カメラマン、映像作家といった専門家たちがいますから、その人たちとともにチームスタッフをつくって、クライアントに喜んでもらえるアウトプットをつくっていく。そういう仕事です。

QUESTION.

「クライアントにもっとも近い位置」だからこそ見えてくる、
営業の面白さとは何ですか?

一番「ナマ」の声が聞けることだと思います。僕らはクライアントだけを見るのではなく、クライアントの競合、もしくはまったく商品やサービスが違うメーカーの仕事も見ていますので、そういう情報をクライアントに直接伝えられるのも、フロントに立つ営業の楽しさだと思いますね。
だからこそ、日々、気をつけているのは、情報や流行、そして、表現というものに対して、つねに謙虚でいる、ということです。
僕らはクライアントに合わせて、いろんな人種になる必要があって、たとえば高級ホテルを担当しているときは、富裕層の気持ちにならなくてはいけないし、高校生向けキャンペーンを担当しているときは、女子高生の気持ちにならなくてはいけません。いまはSNSで若い世代の動向を見ることができますので、YouTubeやSNSなど様々なメディアを注意深く見ながら、若い世代がアップしている新しいものを、否定しないで、リスペクトすることを心がけています。また、高級ホテルの担当をしているときは、出張では自分でアップグレードして、そのホテルのパンフレットを見たり、スタッフの対応を見たりして、そのホテルに泊まって自分が感じたことなどをクライアントに伝えていましたね。
クライアントが電通沖縄と仕事をしたいと思っていただけるのは、「自分たちの知らない世界を教えてほしい」ということがあると思うんです。だから僕らがそれをたくさんインプットして、いま、世の中で何が流行っていて、何が受け入れられていて、何に人は感動しているのか、そういうことをクライアントに伝えていきたいですね。

QUESTION.

仕事の上で何を大事にしているか教えてください。

先輩たちに言われたことのひとつに、「クライアントのことを愛しなさい」という言葉がありました。御用聞きではなくて、自分のパートナーのようにクライアントを愛すれば、100%のイエスマンではなくて、ここは直した方がいいよ、とか、こういう言い方したら伝わらないですよ、というような注意もできる。それはより良い信頼関係を築いてこそ言えることだからです。
そのためにも、僕は、クライアントの仕事を、まず理解することからはじめますね。その企業ではどういう商品をつくられていて、どういう歴史があって、どういう想いで仕事をしているのか。その上で、クライアントさんが知らなくて僕らが知りえるものは、その会社やその商品が消費者にどう思われているかだと思うんです。世代別でその商品に対して印象が違うときもありますし、クライアントが本当に納得できる調査資料を用意して突きつけることもあります。いいことだけではなく、耳の痛いことを言わなくてはいけない立場でもあるんです。でも、だからこそ、「愛すること」が必要なんだと思います。

QUESTION.

この民間チームで手がけられた仕事について教えてください。

沖縄食糧様というお米の卸会社との仕事を紹介します。これは若い女性の営業が担当した仕事で、僕が担当していたらできなかったことのひとつだと思います。
ある新商品のプロモーションで、僕なら冒険をせずにターゲットを「主婦」に設定していたと思うんです。でも彼女たちは、クライアントの未来を考え、もっと若い世代と関係性をつくっていくことが大事なのではと、MONGOL800が主催する野外フェス「What a Wonderful World!!18」にフェス飯で出店することを提案したんです。
それで、フェス飯では「丼もの」が人気だということを調べ、沖縄食糧様やフードコーディネーターの人たちと話し合いを進めていきました。その中で、もうひとつ、うちのクライアントでチューリップ・フード・カンパニー・ジャパン株式会社様のポークとコラボする案が生まれ、フェスでは「ポークたまご丼」を提供することになりました。フェス2日間の開催で、てんてこまいになるくらい売れて、彼女たちの「沖縄食料×チューリップ×MONGOL800」という掛け合わせは、とても達成感のある仕事になったと思います。僕は彼女たちの仕事を見守るだけでしたが、うらやましく思えました。

QUESTION.

「クライアント×アーティスト」の架け橋となる仕事が、さらに次の展開を見せていると伺いましたが、これからどんなことをやっていくのですか?

最初はフェス出店だけだったのが、MONGOL800の20周年のツアーファイナルの日本武道館のチケットが当たるキャンペーンを行ったり、MONGOL800の2人が描いた題字とイラストがパッケージとなったお米が発売されたり、また、沖縄食糧様のためにMONGOL800が曲をつくってくれることが決まったりと、ひとつの仕事がきっかけで、お互いがお互いを好きになってくれて、どんどん転がりはじめていっています。
こういう企業同士のタイアップや「企業×アーティスト」のコラボレーションというのは、とてもうちらしい仕事だと思います。愛するクライアントと愛するアーティストだからできるし、これが成功することでさらに信頼関係が深まって、また展開が増えていくというのは嬉しいですね。

QUESTION.

営業本部・民間チームにはこれからどんな人材が必要だと思いますか?

先輩たちが持ってない感性を持っている人。僕らも若いときに「最近の若いものは」とよく言われていたんですけど、うちの会社で「最近の若いものは」というのは褒め言葉でもあって、僕らが知らないもの、僕らの概念にないもの、僕らの持っている固定概念をぶっ壊してしてくれるのは、若い世代が持っている力だと思っています。だから、僕らが知らないけれど、新しいツールを使いこなせる人とか、いろんな情報や新しい感性を持っている人がいいですね。
僕自身も若い頃はよく怒られていた気がします(笑)。でも怒られても、先輩たちに「先輩、それ古いっすよ」と言ってたと思う。生意気でしたが、「生意気」も褒め言葉ですから。

QUESTION.

電通沖縄だからできることって何ですか?

電通は120年以上の歴史ある広告会社なので、今までやってきた知見、ノウハウ、情報が蓄積されていますし、広告の研究をしてきたプロフェッショナルがたくさんいるので、その人たちをスタッフィングできるのも大きな強みです。それができることで、沖縄の広告会社のどこにも負けないようなアウトプットがつくれると思います。
また、先日も福島の電通の人たちと沖縄で一緒にイベントをやったり、北京電通と一緒にタッグを組んで美ら海水族館のプロモーションを上海でやったりしたのですが、日本中、世界中に電通グループがある中で、沖縄は人口も伸びていて、アジア諸国をつなぐハブ的な役割もあり、世界中の電通の仲間たちと一緒に、沖縄を拠点に仕事していくということが、他の地域電通より多いように思います。日本国内の地域電通の人たちが集まって受ける研修もあるので、最初から「仲間」としてつながっていますから、そういう仲間と一緒に、沖縄を拠点に仕事をつくっていくことができるのは面白いと思います。

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