INTERVIEW

電通沖縄で働く「人」

01
Sさん
ソリューション・プロデュース本部
Integrated Growth Business部
チーフ・コミュニケーション・ディレクター
東京都出身/イベント制作会社 (東京で7年)
→2017年より電通沖縄に出向
→2021年より電通沖縄に転籍

東京の制作会社から、2017年に「電通沖縄」に出向したSさん。東京の会社では、イベントの企画から実施、アンケート調査と様々な現場仕事を手がけ、そのソリューションを沖縄で生かすための出向でしたが、電通沖縄に入社して感じたのは、東京のノウハウをそのまま生かすのではなく、沖縄の特徴を知り、それをベースに企画を練り上げていくこと、そして人とのつながりの大切さでした。

QUESTION.

2017年に出向で電通沖縄にいらっしゃったとのことですが、
それまで沖縄に縁はあったのですか?

旅行でも来たことなかったですし、まして沖縄で暮らすイメージはまったくなかったんです。ネットリサーチをしてみても、観光地としては素晴らしいのですが、住環境としてはどうなのかなと思っていて、そもそも友達もいない中で馴染めるのかなという不安がありました。人づきあいが難しそうだなという印象もあったし、美味しいものがあるのかなとか。
だけど実際に住んでみたら、食べものは旨いし、出会った方々みなさん優しくて、暮らしやすいですね。

QUESTION.

Integrated Growth Business部という部署に所属されていますが、Sさんはどのような仕事をされているのですか?

主に消費者のインサイトやニーズの分析とったマーケティングを行い、そこから企画を立案するといったストラテジック・プランニングを行い、最終的には実行に移す仕事をしています。
だから外に行っての現場仕事も多いんですよ。東京の制作会社にいたときもイベントの企画から実施、報告書、アンケート集計までやっていたのですが、こちらに来てからは、より人数が少ない分、東京では経験できなかったことができるのは面白いですね。僕、好奇心が強いので、初めてやることをやってみるというのはとても楽しいです。

QUESTION.

具体的にどんなことをやられているか、Sさんが手がけられた仕事をひとつ例にとって教えていただけますか?

電通沖縄では毎年独自にマーケティング調査をしていて、2017年はお買い物調査を実施したんです。そのお買い物調査で出てきた資料が莫大な量だったので、見やすいよう編集して冊子をつくり、県内のクライアントさんに配りました。そして、昨年の2018年は何の調査をしようかということで、僕から案を出させてもらったのが、メディア接触の調査でした。
というのも、普段から漠然と、沖縄のメディア接触って東京と違うんだろうと思っていました。メディアだとラジオが強かったり、町の看板が少なかったり、そもそも電車がゆいレールしかないので、交通広告にも限りがあります。そういう現状を見てみると、東京と沖縄、同じ考えで広告を展開していいのかなという疑問があって、沖縄の人々のメディア接触について調査をしたいということを社長に提案し、2018年はその調査を行いました。

QUESTION.

実際にはどのような調査を行うのですか?

まずインターネット調査をするために、テレビ、ラジオ、雑誌、チラシといった様々な媒体について、県民がどういった捉え方をしているのかという調査設計をつくります。こういう質問をしたら、こういうことがわかるだろうという内容を設定していき、東京でも沖縄でも同じ調査を行います。そうすることで、どういう差異が出るかを探り、沖縄の特徴を導き出していくんです。

そこでわかったことは、沖縄は東京に比べて広告のボリュームが圧倒的に少ないので、どのメディアに対しても東京の人たちより感受性が強く、需要度が高いということでした。東京は情報が溢れているため取捨選択が必要になりますが、沖縄は当てようとすれば、ある程度リーチができる、ということがわかります。
facebookにも特徴があり、東京よりも沖縄の方が友達が多いです。特に男性の30、40代が多い。
なぜかと言うと、沖縄には先輩後輩文化が根強く残っているからです。
facebook自体、実名性が高いSNSなので、リアルなつながりがそのまま反映されます。この調査自体は目新しい調査ではないのですが、「沖縄あるある」、つまり「沖縄の特徴」がわかるということは、電通沖縄にとって全体のベースとなる重要なことです。
こうしたベースがあるとお客さんにも信用も得られますし、こちらも知識の蓄積にもなります。実際にこの調査は意義があったと思っています。

QUESTION.

電通沖縄で仕事をする面白さをどう考えていますか?

つねに新しいことができることです。電通沖縄は3つの本部があり、一応わけて仕事はしているものの、横断的な視点を持って取り組まないとできないんですね。自分の領域ではないところもやらなくてはいけないからこそ、つねに新しいことや知らないことも経験できる。それはすごく楽しいことだと思います。

QUESTION.

Sさんが仕事上で大事にしていることは何でしょうか?

メディア調査をしたときもそうですが、県外から来たからこそ沖縄に対して感じることや、来た時のフレッシュさは失わないようにしたいと思いますね。
また、もっとも大事にしているのは、人づきあいです。東京でこういうことが流行っているから、こういう情報があるから、こういうソリューションがいいよ、という、紙ベースのものはずっとやってきたので、それは基本にはありますが、そこに乗ってくれるクライアントがいないと仕事は成り立ちません。だからこそ、一緒にやってくれる人との関係をどれだけつくれるかということが大事だと思っています。会社内でもあまりセクショナリズムに縛られていてもしかたないから、社内でもコミュニケーションをとることを大切にしていますし、もちろん社外に対してもそうです。
社のスローガンのひとつに「Link」という言葉がありますが、僕は「Link」を一番意識しています。八方につながっていれば、いろんな人から情報も入ってくるし、そこにアウトプットすることもできますから。

QUESTION.

仕事とプライベートの両立はいかがですか?

プライベートでは僕は沖縄空手をやっています。きっかけは、空手の先生方との飲み会があって、前に座られた先生に誘われたからだったのですが、2018年は県の事業としても空手に関わることができました。毎年10月25日は「空手の日」として沖縄県が制定していて、その前後の日曜日に、国際通りで記念演武祭のイベントがあるんです。受託事業なので、企画書を書いて、その結果、電通沖縄が受託することになり、実施まで手がけることができた嬉しい仕事となりました。
プライベートとしては、空手のコミュニティでも集まりがありますし、沖縄に来てからダーツをはじめて、ダーツバーにも仲間ができたし、会社の人とも「休みにどこか行こう」とかもあるんですよ。これは東京ではなかったことです。沖縄では、仕事とプライベート、どちらにもニュートラルでいれる気がします。プライベートで知り合った人と縁ができて、つながって、それが仕事になることもありますし、町がコンパクトなので、それ自体がコミュニティでもあるし、それが肩肘張らずに仕事できている要因だと思うんです。だから、結果、沖縄に来れてよかったなと思うんですよ。

OTHER INTERVIEW